奇蹟と奇跡、預言と予言という言葉の意味と正しい使い方

常識では考えられない不思議な出来事を指す言葉に「奇蹟」と「奇跡」の二つの言葉があります。

どちらも同じ意味のように思われるが、キリスト教の「聖書」を読むと、この二つを厳密に使い分けていることがわかる。

それは、神の力によって起きた不思議な出来事は「奇蹟」
そうではない、単なる偶然などで起きた不思議な出来事を「奇跡」と解釈できる。

つまり、奇跡的な出来事があっても、必ずしもそれが「奇蹟」であるとは限らない
というわけだ。

では、聖書つながりで、もう一つの言葉「預言」と「予言」の違いはどんなものだろうか。

聖書では、ヨゲンの発言の主が神の場合は「預言」、そうでない場合で、人が将来のことやこれから起こるであろう出来事について予測する言葉を「予言」ということになる。

天使とキューピッド

神話繋がりでもうひとつ

幸せな恋人たちの会話でよく耳にする「彼は私たちの恋のキューピッド」とか「天使のような人」など。

日常会話にもよく登場するこの「キューピッド」と「天使」の違いはご存じだろうか。

まず、キューピッドは、ギリシャやローマの神話に登場する愛の神である。
美の神ヴィーナスの子でもあり、絵画には、裸で背中に小さな羽があり、金の弓矢をもった子どもとして描かれています。

一方、天使は、神の使者として天界から人間界に派遣され、神と人間との仲介をはたす役割をもっています。

天使は、九つの階級に分かれ、下級の天使ほど人間に近い存在だとされています。

したがって、ヴィーナスの周りを飛んでいるキューピッドは小さな子供でも神様としての存在だが、キリストや聖母マリア様の周りにいる天使は、神様ではなく、その使者ということになります。

引用図書：

できる大人の話のネタ全書 (デキルオトナノハナシノネタゼンショ)

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話題の達人倶楽部 青春出版社 2013-02-23

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