男と女の収集癖はそれぞれに目的が異なる

逃れられない本能的な男と女のクセ

どれだけ人間が進化し、文明が進歩しても、人間が持つ本能からは逃れられません。

男女を問わず、収集癖のある人や片付けられないタイプの人がいますが
それは本能的な影響かも知れないのです。

無駄なものを集める男と無駄なものを残す女

ものを収集することで狩猟本能を満たす男性

男性の場合には、プラモデルやマンガ、腕時計やライターなどなど、いろいろな種類のコレクターがいるようです。

好きなものを見つけると、思わず手に入れてしまう！
気が付けば、コレクションが部屋中にあふれてしまっている。

なかには、そんなコレクションでミュージアムまで作ってしまう人もいます。

これはひとえに狩猟本能があるために
捕獲した獲物をため込んでしまうという性質があるのです。

そしてものを収集することで、喜びや満足感を味わう人が多いのです。

理解のない女性

女性はたいていの場合、こういった男性のコレクションへの理解が低いことがあります。

そのためせっかく男性が集めてきたコレクションを、本人の許可を得ずに処分してしまうというケースがあるのです。

これは、男性の気持ちを著しく傷つけてしまうため、絶対に避けてください！

以前テレビで、芸能人同志の奥様が夫のコレクションを勝手に処分したと、ドヤ顔で語っている様子が放送されていましたが、まったく男性を理解していないという典型的な話題でした。

あれでは、旦那様が本当にかわいそうです。

男性の持っているコレクションが家の中で邪魔になっているという場合は、無理やり捨てたりせずに、お互いに納得のいく方法で片付けるべきです。

男性には飽きっぽい性分があるので、家の中でコレクションが邪魔になっているという場合は、本当はもう処分してもいい時期かもしれません。

許可を得たうえで、コレクションはまとめてどこかにしまってしまいましょう。

そしてしばらく時間がたった後、「しばらく出してないけど、あのコレクションどうする？」と聞いてみてください。

コレクションに飽きていたら、あれだけお熱をあげていたものが、ただのゴミになってしまい、意外にもあっさり手放すかもしれません。

女性の場合は「捨てられない」タイプが多い

女性にも身の回りのものがどんどん増えて困ってしまう人はいますが、「大事なものをコレクションする」というタイプよりも「どうしても捨てられないから、ものが増えていく」というタイプのほうが多いようです。

たとえば、コンビニやスーパーのポリ袋、ラッピング用の紙や空きカン・空きビンなど、今後使いそうもないものを「いつか使うかもしれないから…」と残してしまうのです。

これは古代より家庭を守ってきた女性が、捕獲してきた生きるための糧を無駄に捨てるわけにはいかないという女性特有の本能かもしれません。

こういったタイプの場合、「どうしても片付けなければいけない状況」になれば片付けを了承してくれるものです。

部屋を片付けたい場合は、模様替えをする、人を招く予定を立てるなどして、どうしてもモノを減らさなければいけない状況にするのも効果的な方法です。

邪魔なものを片付けさせたいとき

男性から女性へ

「今月末、〇〇さんを呼ぼうよ。その前に一緒に片づけない？」

人を家に招くなら、片付けなければいけません。
また、イベントはモチベーションを上げます。

女性から男性へ

「集めるのは構わないけど、必ずここにしまってね」

無理に捨てるのは逆効果。
保管場所を決めて飾るものとしまうものに分けてもらいましょう。

引用参考図書：新書版シリーズ 「男のホンネ、女のホンネ」より