Leather Craft / Leather KeyHead(レザークラフト / レザーキーヘッド)
レザーキーヘッドって、ちょ〜シンプルな作りなのに
持っていると小粋でカッコいいよね ♪
あれって、作りはとても簡単!
その気になれば誰でもすぐに作れてしまうんだよね〜^^
もしも手元にちょっとした革の切れ端などがあるのなら作ってみてはいかがかな?
家族や、周りの友人などに「おっ、いいね〜!」なんて言われるかもよ(^^)
てかっ、自分も欲しい「作ってくれ〜」なんて
周りからリクエストされて思わずレザークラフトの世界に
引き込まれてしまうかも・・・!
どうする〜・・・な〜んてね(^^)
—–☆
自分もよく周りの人たちから作り方などをよく質問されたりリクエストされたりしますので、自分が作っている様子などを紹介してみようと思います。
さて、作るとなると「専用の道具などが必要でしょ」ってよく言われます。
確かに道具も大切だけど、実は家にある身近なモノでも大丈夫なんですね〜(^^)
目次
捨てるのはもったいない革の端材
要らなくなった革バッグに革製のお財布、そしてベルトやキーホルダーなどの革製品は、どこの家庭にも一つや二つくらいは転がっている思う。
もしも、もう捨ててしまおうと思っているのなら、そのまま捨ててしまうのはあまりにももったいないね!
どうせなら分解して使える部分を革の切れ端として取って置いておけば
何かの材料に役に立つのでは(^^)
自分の場合は、数年前にレザークラフトにハマってしまって、いろいろと作ってきたけど革の切れ端は捨てずに取って置いてあります。
ちょっとした小物を作りたい場合は、この中から適当な材料を選んで再利用しているから、かなり重宝して助かっています。
うちのカミさんも、たまにこの中から選んで持っていって
何かに利用しているみたいです。
一見ゴミのようにも思えるけど、革ッて専門店以外では普通に売ってないし、けっこう高いし、専門店は遠いし、貧乏性な性格の自分にはなかなか捨てられない(^^;)
という事で、そんな革の切れ端を再利用して
意外にイケているレザーキーヘッドを作ってみよう♪♪
Tips & Making
以下のメイキングは素人趣味の完全に独学の自己流なので、一応こんな作り方もあるんだというヒントとして参考程度に読んでくださいね(^^)
少し長くなりますが、よかったらお付き合いください ♪
では、適当に選んだこの革の切れ端を使って早速、写真に写っているホームセンターで作らせた軽自動車ワゴン-Rのスペアキーに合わせて作ってみます。
今回は、専用工具などもそんなに必要なく誰でも簡単に作れるというイメージの元で自分を含め、初めてのレザークラフトでほとんど専用道具は無いものと想定して製作します。
本来なら、ちゃんと寸法を測ってキレイに型紙などを起こして
作業を進めたほうが良いけど・・・。
道具も何も無い状態だと仮定しているので、量産する訳でもないし
今後は必要のないこれっきりの製作ということで、安易に現物合わせにします。
適当な紙に鍵の頭の部分の型を取って
一番大きな幅のところに縫い代のための余白を入れて寸法を測る。
縫い代の余白は、約3〜5ミリくらいが良いでしょう♪
ちなみに今回は片側3ミリの縫い代で全幅が30ミリ丁度で採寸した。
30ミリの幅で印を入れる。
ここでは、分かりやすいように銀ペンという特殊なペンでラインを引いてあるが、印が付けられるものであれば何でもよい!
30ミリ幅でカット。
カッターも家にあるオルファなど切れるものであれば何でも良い!
ただし、切れ味はいいほうが良いので、新品の刃を使う事をお勧めする。
もったいないと云って切れ味の悪い刃で作業をすると、ささくれが出来たり2重切りなどのミスで必ず失敗して作品を台無しにするのでご注意です。
今回選び出した革の切れ端は
鍵の頭が十分に隠れる長さがあったので全長はそのままです。
とりあえず直角を出しておく。
そのまま四角、四角では面白みが無いので、少しだけデザインを付けてみます。
適当なお椀などで端っこに丸みを入れた。
本来は、ちゃんと寸法を測ったほうがいいのだけど・・・^^
カッターで、ラインをフリーハンドで切り取る。
切れ味の悪い刃の場合は、大体ここでミスをする!
一枚の革を折り曲げて作るのでセンターに印をつけて、縫い代3ミリを両端にこのようにラインで印をつけておく。
Point・・・!
今回は分かりやすいように、センターやその他のラインなどをあえて付けてあります。
実際には目立たないように自分が分かる範囲で目印程度に付けてください。
縫い代のラインは、デバイダーなどの道具があれば、あっという間に簡単にラインが引けるがデバイダーについてはまた次の機会にレビューしますね(^^)
縫い代のライン上に針穴を開けるための目安の印を
食卓用のフォークなどをグッと押し込んで均等に刻印する。
折り曲げて縫い込むので重なる面の穴数はぴったり揃えるのが重要なポイントです。
本来は、菱目打ち棒などの専用工具を使います。
フォークなどで刻印された針穴の印を、今度は千枚通しやその他の突刺せる事が出来る先端の尖ったピックなどで実際に穴をあけてしまいます。
こちらも、本来は菱目打ち棒などで縫い穴をあけます。
折り目がつきやすいようにセンターを水で濡らす。
センターから折り曲げて、100均でも売っているようなプラハンマーで
軽くコンコンと叩いて折り目をなじませます。
無ければ、叩ける物なら何でも良いです〜♪
例えばドライバーの柄の部分で叩くとか・・・^^
では、縫い込んでみましょう♪
スタートは、糸を 二重に巻いて強度を確保する。
針も糸も家にある物でかまわないけど、出来ればなるべく太い糸を準備したい。
ちなみに、このメイキングではシニュー(1/3分割)糸を使用している。
シニュー糸につては、以下を参照してほしい♪
縫い終わったら
最後まで縫い終わったら最後を2重縫いで補強して、2〜3目くらい戻して縫込む。
縫い方の工程については、以下の記事も参考になります♪
縫い終わりの糸の処理
最後にこのように針を通して革の間から両方の糸を出す。
一度グッと結んで、二本の糸を捻り込んで糸の頭を少しだけ出すようにはさみでカット!
画像には無いけど・・・^^;
ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維の糸であれば、糸が少し飛び出すようにカットして、糸の先をライターなどであぶって指でギュッとつまんでつぶします。
あぶって潰した糸を爪楊枝などで縫い目の内側へ押しやって完了だ。
麻糸などの天然素材の糸の場合は、ギュッと結んで同じように少し飛び出すようにカットしたら、爪楊枝などの先に木工ボンドなどを付けて、画像のように糸を内側に押し込んで隠してしまおう。
縫い込み完了♪
次に、100均やホームセンターでも売っているようなポンチで
センターの適当な位置に穴をあける。
ポンチなんて無いよ!
という場合はカッターで切り込むという方法もあるけど・・・^^
確実に見栄えが悪くなるし、キレイに切り込むには相当の技術が必要だよ〜♪
自分にも出来ないさぁ〜(汗)
ポンチは、日常でもベルトの穴あけなどこれから必要な場合もあるので有ると便利です。
揃えておいてみては・・・(^^)
開けた穴の上部をカッターなどで切り取る。
こだわりも無く、これで良いと思ったのなら
早速、キーに差し込んで取付けて、一応これで終わりです♪
縁の処理と仕上げ
ここから先は、出来映えのこだわりの仕上げ作業になります。
下側の糸の有る部分は、糸を傷つけてしまうので止めておいて、今回は横側の縁の部分だけをヤスリなどで削って段差などを整える。
縁をなるべくキレイに仕上げるために、縁に指で水をつけながら、つるつるした棒などで縁を擦るように磨きます。
自分は、ガラス製のマドラーなどを愛用しています(^^)
縁が奇麗になるまで、水をつけながらガラス棒などで擦って磨く作業を繰り返し、自分の納得するところでフィニッシュだ。
水だけだと、後で毛羽立ってくる事もあるので木工ボンドを水で薄めて、擦り込みながら仕上げるのも良いでしょう♪
革の縁処理専用のトコノールという溶剤があれば
もっとキレイに仕上げる事が出来ます。
完成だァ〜♪
後は、靴磨きなどのつや出しクリームなどで表面を磨いて仕上げてください。
ミンクオイルとか革専用のつや出し保護剤などが有れば更にグッドだね♪
う〜ん、とってもいい感じ!
先程の裸の金属むき出しの時とは違って、とても豪華になりましたね♪
自画自賛でスンマソ〜(^^;)
でも持った感触も、革の厚みの分大きくなったのでとても手になじみます。
質感もかなりグッドになりました。
まとめ
いかがでしたか〜♪
スゴく簡単ですよね〜説明は長かったけど、やってみると
ほんの2〜30分くらいで出来ちゃいますよ〜
いや、慣れてくるともっと早いかな〜
この機会に是非皆さんもお試しください♪
今回は、あえて専用工具などは使わずになるべく身近にある道具でやってみました。
専用工具などを使うともっとクオリティーの高い作品が作れるようになるはずだよね。
道具の違いが、プロと素人の違いの一つでもあると思います。
もし、興味がわいてきたら少しずつでも是非道具を揃えてプロっぽい
作品作りにチャレンジしてみて下さいね〜(^^)
レザークラフト スターターキット 手縫い用工具10点セット 日本製
自分もまだまだ素人であまちゃんの域を抜けられませんのでもっと精進して
チャレンジしていきたいと思います。
また機会があれば、自分がやっている道具の使い方などを紹介したいと思います。
参考例
冒頭でも書いたように、使い古しの革の再利用の作例という事で・・・
釣銭入れ用のバッグ(財布)と同じくレザーキーヘッドです。
以前に、沖縄BMWに務めている後輩から頂いた廃車処分になったBMWのシートや内装に使われていた、内張用の本革で作りました。
さすが高級なBMWですね〜、革表面の表情がまた良いですよね〜(^^)
普通欲しいと思ったらなかなか手に入りにくい革素材なので、捨てずに取って置くと、後々何かと便利に使えて重宝すると思います。
でわでわ・・・
じゃぁまたね〜バイバイ(^^)