ロングウォレットの糸切れでほつれた縫い目の部分補修

s-DSCN2540

Leather craft / Stitching Repair

数年前にレザークラフトを始めた最初の頃に製作して、いまだに愛用しているロングウォレットはやはり丈夫で、使い込まれた革の表情もだいぶいい味を出してきました。

しかし、さすがにステッチの糸切れなどの痛みも進んできましたよ〜。

あれからもう何年も使っているし
気分を変えてそろそろ新しく作り直してみようかなぁ〜とも思ったけど・・・

レザークラフトで初めて作ったロングウォレットなので思い入れもあるし、やはりまだまだ愛着もあるので、とりあえず修理して使い続ける事にしました。

s-DSCN2542

縫い糸が切れているのはこの部分だけ頻繁に折り返しを繰り返す折り目には、やはり大きなな負担がかかっているようですね

s-DSCN2541

初期の頃のロウ付き麻糸を使っていた頃の作品です。

麻糸は年数が経ってくると痛みが進み、特に毎日頻繁に使う財布などは切れやすいとは聞いていましたが、遂に自分のウォレットも糸切れが発生してしまいました。

他の部分を点検してみたところ、全体的に糸の痛みは進んでいるようだけど、まだまだ大丈夫なようなので全部縫い直しではなく、この部分だけの修理で十分でしょう。

レザークラフトで手縫いの場合は、一本の糸で両方から交差させた縫い方なのでミシン縫いのようにほつれてくる事が無く、またその部分だけを簡単に修理が出来るのが良いですよね。

スポンサーリンク

Making(メイキング)

s-DSCN2543

切れた糸を指で引張って結べる長さになるまで外してみたところ、やはり糸が劣化しているようで、途中でボロボロと切れてしまいここまで外してしまう事になった

s-DSCN2544

外した既存の糸をグッと引張って一結びして目立たないように裏側に隠しておく。
補修の縫い始めは、既存の縫い目の3目あたりから縫っていきます。
麻糸は、もう手元には無いので、最近いつも使っているシニュー(1/3分割)糸を使用した。

s-DSCN2545

縫い込みはいつもの要領で糸を交差するように進めて、縫い終わりの部分は既存の縫い目の3目あたりまでオーバーして重ね縫いで補強する。

最後の糸の処理は、重なり合った革の間から出してギュッと一結びする。

s-DSCN2546

間から出した糸を束ねて軽くねじって頭が少し出る程度にカットする。

シニュー糸なのでカットした糸の頭をライターなどであぶって溶かし
指でつまんで潰してしまう

更に爪楊枝などで革の間の奥に押し込んで隠してしまえばまったく目立たなくなる。

s-DSCN2547

予め裏側に出しておいた既存の糸は、グッと引張って軽く一結びして、はさみなどでカットして処理しておく

s-DSCN2550

ここで、普通の水性木工ボンドの登場

s-DSCN2549

水性木工ボンドを爪楊枝の先に付けて、裏側で処理してあった既存の糸を押し込むように接着して修理作業が全て完了です。

s-DSCN2551

補修後の内側の様子

s-DSCN2554

表側の様子

s-DSCN2552

糸を変更したので心配だったけど・・・
違和感はありませんね!元通り奇麗になりました。

s-DSCN2553

完成!

これでまたしばらくの間は大丈夫でしょう(^^)

やっぱり、また新しいロングウォレットを作りたくなったさぁ〜^^
レザークラフトの本でも購入して、参考にしてみよう(^^♪

でわでわ・・・

レザークラフト


スポンサーリンク

この記事が気に入ったらシェア!(^^♪

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSをチェック♪


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


スポンサーリンク