今年の2月に新品に交換したアロイガスキャップカバーは
わずか3か月足らずであの美しかった輝きがまるで嘘のように
醜く変貌してしまいました。
交換した当時は、アルミ製なので錆びることなく
いつまでもきれいなままでいてくれるはずだとばかり思っていたので
その思いがもろくも崩れてアルミ特有のさびで醜くなった姿を見たときには
とてもショックだった。
やはり安物だったから、こうなのかな~
なんて思いつつ
とりあえず表面に浮き上がった錆を落として
ある程度磨いた後に取り付けたのが今年の5月ごろだった。
あの時は、一応実験的に汚れが付きにくくなるような
特別な溶剤を使って処理をして取り付けてあったので、少しは期待したけど・・・
全く効果なしwww
まぁ~、その時の溶剤の使用方法にミスがあったのは否めないが・・・(^^;)
約3か月で、再びこの有様だ!
前回補修して取り付けた時には、実験的なケミカル処理だったので
一応こうなることは、ある程度想定内ではあったが・・・
それにしても、今回は前よりもひどい状態だ。
まぁ~今回は
長梅雨の雨にさらされ続け、数回の台風に見舞われて
塩分を含んだ雨風にさらされた影響もあったのかもしれないが・・・
ワーキングデータ
ということで
早速取り外して、再度クリーンアップ作戦を実行してみる
今回のサビはかなりひどいので
ドレメルのリューターを使用してザッとサビを取り除いた。
さすがに機械を使うと作業がはかどる
サビを取り除いた後に
1000番のサンドペーパーで表面を磨く
次に1500番のサンドペーパーをかけた
更に2000番のサンドペーパーをかける
最終的にコンパウンドや金属磨き用のクリーム等で仕上げた。
鏡面仕上げにするつもりはなかったので、こんな感じで良しとする。
裏側のサビも落としておいて
ある程度の磨き処理を済ませておく。
もう2度と錆を発生させたくないし、同じような作業は繰り返したくない
今までのようなサビ発生の最大の原因である雨や水分を
直接地金に触れさせないようにするために
今回は表面にクリアコーティングを施すことにした。
コーティング塗装の前に
油分を取るために中性洗剤でよく洗ってエアーダスターで水分を飛ばし
充分に乾燥させた後に
更に無水エタノールやシリコンオフを吹き付けて表面の油分を取り除く。
金属に塗装をする場合、下地にプライマーなどが必要になるが
ちょうど模型用のメタルプライマーがあったのでこれをそのまま活用してみる
都合のいいことに透明なのでこれを薄く塗装するだけでイケるかも・・・
メタルプライマーをエアブラシのハンドピースを使って
まずは、ガスキャップを開けた状態の内側と爪で隠れてしまう
部分に軽く吹き付ける。
次にキャップを閉じた状態にして
裏側にプライマーを吹き付けて、しばらくの間塗膜の乾燥を待つ
裏側のプライマーが乾燥したら
持ち手を取り付けて、全体の本塗装の準備完了だ
全体的にプライマー塗装完了!
いぶし銀の様な渋い輝きでいい感じに仕上がりました♪
プライマーが透明なので、クリヤーの上塗り塗装は必要なさそうだ
塗膜がこれ以上厚くなってしまうのも具合が悪そうだし
地金に直接雨や水分が触れなくなれば、それでいいはずなので
今回はプライマーのみで終了する。
後はプライマーの完全乾燥を待つだけだぜ(^^)
プライマーが完全乾燥したようなので
最終仕上げとして、昔付き合いで購入してあった
アムウェイのカーワックス「シリコングレイス」
を全体に塗布して撥水効果を高めておく。
このシリコングレイスは、当時最高のカーワックスという
触込みで売っていたようだけど
実はクルマのボディー自体には一度も使ったことが無い(^^;)
補修、再取付完了♪
更に、ヒンジや可動部分にはシリコングリースをたっぷり擦り込んでおいたので
可動部分のバネ等のサビ対策にもなったと思う
これでもう大丈夫だと思うが
また同じことが発生したら、今度は・・・?
作業を終えてみて・・・
値段が安いからと言って下手に手を出すと
こんな苦労を強いられてしまって
やはり「安かろう、悪かろう」は実際に存在していて
安物には必ず何か裏があるんだということを改めて実感しました。
もしも、予算の関係で自分と同じようにこの商品を購入するのなら
最初に表面コーティングしてから取付けられることをお勧めしたい。
IVY