[DIY整備]ローバーミニのリアブレーキシリンダーを自分で交換してみた♪

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Rear Drumbrake repair ! — maintenance —
リアドラムブレーキの修理 作業開始 2010年03月07日(日曜日)

下り坂で突然のリアブレーキの故障でフットブレーキがスカスカになり「あわや大惨事」で冷や汗をかいてから約3週間、やっと時間が取れて、修理を始めることが出来た。

あれからずっと修理待ちで眠ったままのミニでしたが、いつも後ろに止まっているザッツも今日は、娘が乗って出かけているし絶好のチャンス♪

とりあえず部品も取り揃えてあることだし、早速楽しい作業を初めてみます(^^)

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目次

メイキング

作業に入る前に

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昨日迄は、あんなにいい天気だったのに・・・
こんな時に限って、今にも降り出しそうな曇り空

ブレーキフルードは
湿気に注意しないといけないので、雨が降らないうちに早めに作業を終らせたい。

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作業の前に行程の確認の為に
ネットでドラムブレーキに関するメンテナンス詳細の記事を参考にしました。

参考HP:MINIは只今故障中!
ドラムブレーキのオーバーホール
(ドラムブレーキにおけるブレーキフルード漏れの修理)

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ブレーキのメンテナンスには欠かせない道具のワンマンブリーダは、OMC(オキナワミニクラブ)のメンバーのご好意で貸してくれると言う嬉しい申し出もあったけど・・・

今後も使うだろうし、ミニ(車)ガンマラーとしてはこれくらいは揃えておかないと話にならないと思い、今日の為に事前に宜野湾の『アストロ』で購入しておいた。

※ガンマリ=いじる・いたずら
ガンマラー=いじる人・いたずらする人

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リアのブレーキオイル漏れは十中八九ブレーキシリンダーの劣化や不具合が原因だという。

OMCのメンバーさんに連絡を取ってみると、運良くパーツをストックしていたので、譲ってもらうことになった・・・ヨカッタ〜♪

ブレーキシリンダーの交換は、リアタイヤ左右両方同時交換が望ましく、出来れば同一メーカーで2個欲しかったけど・・・

あいにく一個しか持ち合わせが無いと言うことだったので
とりあえず今回は、緊急なので一個だけでもということで譲ってもらった(感謝)

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リアの左側(オイル漏れを起こした箇所)は、サイドブレーキも全く機能していない状態になっている。これは何が原因なのかまだ確認はしていないが、一応、調整する為のアジャスターの位置を確認しておく。

矢印の部分が、ブレーキ調整のアジャスターだ。

サイドブレーキの効きがあまい場合は
アジャスターを時計回りに右に回してブレーキシューを拡げる。
逆にキツい場合は、左に回してブレーキシューを縮めるとよい。

資料では、約7ノッチで完全にタイヤがロックする位が良いらしい。

専用工具があるらしいけど、モンキースパナで十分とのことだ♪

いよいよ、ジャッキアップ!

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フロアージャキ2台で左右均等に上げていく。

やっぱり車体のネジレは気になりますよね(^^;)

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フロアージャキは車体を上げる為だけに使う。
車体を持ち上げた後は、必ずジャッキスタンドで車体を固定する。
これは、車いじりの常識だと思う!

チョットだけだからといって、油断するとフロアージャキの油圧が抜けて車体がドスンと下がってしまい大怪我するか、下手すると命迄落としてしまうかも知れない。

フロアージャキは絶対に信用してはいけません。

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ジャッキアップは平坦な場所で行う。
更に、車が流れないように車止めをして、念には念を入れて安全対策をする。

とにかく、用心にこしたことは無い!
シカバクーは、生きる為の本能だと思う(笑)

※シカバクー=臆病者

作業風景♪

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外したタイヤは、車体の下に・・・
何かあった場合、少しでもスペースを確保する為の措置

これも用心の為、常識だね。

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今のところ、サイドブレーキを引いていても左のタイヤはクルクルと何の抵抗も無く回っているので、あまり関係ないと思うけど、一応今回はドラムを外すので、セオリー通りにサイドブレーキは解除しておく。

通常は、サイドブレーキを解除しないとドラムは外れない。

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とりあえず、サイドブレーキがちゃんと作動しているのか確認してみたが、一人ではどれだけ動いてるのか全く分からない。

カミさんを呼んで手伝ってもらおうと思ったが、何処かに出かけてしまっていた

クゥ~使えねぇ~ヤツ

まぁ~いいや!ドラムを外してみましょう。

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先週の日曜日は、このネジが外せなくて作業を断念した。

でっ!下のネジ穴は、ただの穴だということが分かった。
ドラムネジは元から一本だけでした(^^;)

当初、前回の車検の時に車検場の工員が紛失したものと疑ってた。
「すみません、申し訳ない」です。

inpact

OMCのメンバーNさんにインパクトドライバーを貸してもらいました。
感謝!

この工具も今後必要だと思うし、値段的にもそんなに高価な物でもないので
今度からは、自前でちゃんと揃えておこうと思います。

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ゴツンと一発!
あっけなく、ネジが外れました。

あの苦労は何だったのでしょう(汗)

ドラムが固く外れにくい場合は、センターのくぼみにプライヤーの口を引っかけてテコの要了でチョコッと力を入れると簡単に外せます。

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外してビックリ玉手箱!

なっ、なんと!
ブレーキシューが全て剥離してしまって金属むき出しのツルツル状態!
サイドブレーキが効かない原因がここで判明しました。

これでは、サイドブレーキどころかブレーキも機能していなかったんだなぁ~

よくこれで、走ってたサァ~

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ドラムの内側も、オイルでベトベト!
ブレーキシューの残骸もこびり付いている。

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ブラシで掃いてみるとボロボロとシューの残骸が落ちてきた。

ブレーキシリンダーのゴムシールも
無惨な状態で・・・

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全く使い物にならなくなったブレーキシリンダーです。
ゴムシールがボロボロになって片っぽだけかろうじてくっ付いている状態。

当初の予想通りシリンダー不良でしたね。

悪いことに、漏れたブレーキフルードがブレーキシュー迄も侵してしまって完全剥離させて機能を駄目にしたようです。

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これは、困ったぞ!
新しいブレーキシューは準備してないし・・・

もしかして今日中には治らないかもなぁ~
なんて途方に暮れながら、サックーさんに連絡してみたところ、中古のパーツがあるということで忙しい中すぐに持ってきてくれるとのこと。

チョー、ラッキー!感謝!

さすがです。
頼りになるのはOMC

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さて、サックーさんが来る迄の間出来ることはやっておこう。

とりあえず、ブレーキシューを取り外し、ブレーキクリーナーで全体を洗浄する。
ブレーキシューには向きがあるので付いていた状態で使えないシューを置いておく。
画像は無いけど、下側のバネも向きがあるので、しっかり覚えておく。

向きを間違うとハブに干渉してバネが切れたり
最悪ハブ交換なんてことになりかねないので、念のために写真もパチリっ!

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ご覧の通り、ブレーキシリンダーはこんな状態!
こうなると、もうリペアして再利用する気にもなれない(汗)

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新しいブレーキシリンダー取付!
付属している紙のパッキンも忘れずに挟み込む。

これが無いと若干のガタが出るらしい。

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裏側から見た画像!

そうそう、下側のエアー抜きバルブは一旦取り外してブレーキシリンダー本体を取付け後に裏側から取付ける。

でないと、角度的に取り外しも取付も難しい

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ブレーキシリンダーはこのロックワッシャー一個で固定される。

外す時は意外に簡単だけど、取付ける時は結構大変だった。
プライヤーでグッと押し込んだが
大丈夫かなぁ~・・・ちょっと不安!

サックーさんType1で到着!

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うぉ~カッコイイっ!
いいねぇ~Type1

さすが、サックーさん手入れも十分行き届いているサァ~

サックーさんもミニは車検の準備で整備の真っ最中という中!わざわざパーツを届けにきてくれて、本当に感謝です。

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しばらくの間、二人でゆんたくして・・・
早速、持ってきてもらったブレーキシューを取付けた。

先にシューを取付けて後からバネを引っ掛けるのは結構難しいので、バネは、下側を最初から取付けた状態で手で引っ張りながら、下側にあるサイドブレーキのレバーを引っ掛ける。
更にシリンダーのクボミにはめ込み、次に上のバネを所定の場所に引っ掛けて、もう一度、手で引っ張りながらアジャスター部分にはめ込んだ。

※ 注意!
下側のバネの向きを間違えないように・・・

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ブレーキシュー・バネ、その他のパーツが何処にも干渉していないか念を入れて確認する。

ここで、サックーさんに言われて気がついた!
耐熱グリースの準備を忘れたぁ~!

仕方が無いので、ゴム部分以外の箇所に例のMMCを使うことにした。
MMCは耐熱グリースとしても十分に機能してくれるはずだ!

ブレーキの可動部分・バネ等に筆で塗り込む!

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中古のブレーキシューとはいえまだ5ミリ以上もパッドが残っているので安心して使える。
ドラムをかぶせる前に、サンドペーパーで表面を軽く擦って馴す。

ここで注意です!
ドラムをかぶせる前にブレーキを踏み込まない事!!!

自分は、この状態でシリンダーの可動テストをしたため、パッドの行き止まりが無くシリンダーのピストンが止めどなく飛び出てブレーキオイルを吹き出させてしまいました。
最初、シリンダーは新品のはずなのになぜか分からず「不良品」かとビックリしてしまいました(^^;)

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ドラムもブレーキクリーナーで洗浄!
更にドラムの内側も、サンドペーパーで馴します。

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例の固着しやすいドラムネジにもMMCをしっかりと塗り込んでおく♪
これで、次回からは簡単に外れてくれるはずだ。

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最後に、少なくなったブレーキフルードを補充。

作業完了!

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ブレーキを踏み込んでみてもオイル漏れは無くなり
サイドブレーキもしっかり機能している。

これで、やっとアイビー号復活です。

あっ!エアー抜き・・・
ブレーキペダルの踏み込みの感じからエアーをかんでいる様子は無さそうなので、とりあえず様子を見てまた来週、4輪ともブレーキオイルのエアー抜及び点検をする予定だ!

おわりに

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早速、アイビー号に乗ってテスト走行&ドライブついでににホームセンターに行ってきた。

インパクトドライバーを探してみたところ、あるにはあったけど、聞いてた値段より遥かに高額だったため他を当たってみる事にした。

とりあえず、今後の為に耐熱グリースを購入!
この銘柄でいいのかなぁ~
何処のメーカー製がいいのか、聞いとけばよかったサァ~!

これで、本日の作業は終了です(^^;)

ブレーキの異常発生から、ここまでだいぶ時間がかかったけど
自分の車を、自分でメンテナンスするってとても楽しいですね〜♪
自分で直したという達成感も味わえます。
これもまた、ミニだからできる魅力のひとつですね!
これからも、自分で出来るところはドンドンチャレンジしてみたいと思います。

でわでわ…^^

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