プラモや模型製作の時にエッチングパーツの曲げ加工や小さな部品の穴あけなどをアシストする治具を作りました。
名付けて「フィンガーアシストプレート!」
要するに小さな部品を保持するためのバイスです。
小さな部品を加工したり整形する場合、手持ちで回転ツールなどを使うと、すぐに飛ばしてしまって紛失することがよくあります。
これがあればもう心配はいりません。
こんな感じで、部品を掴んで加工します。
部品の手持ち加工は歯が食い込んだときなど大変危険なので
これだと安全に正確に加工ができます。
エッチングの曲げ加工の様子です。
バイスのエッジを利用して薄い金属板(ここでは、平刃のホビーナイフを使用)を
下から滑り込ませて、グッと曲げてやります。
正確に直角を出すことが出来るのでとても便利
大量生産^^;
模型サークル 模遊美 『も~あしび』 のメンバーに紹介したところ
なかなかの評判でしたァ~♪
気に入ってもらったメンバー
数名からの要望で、作ってあげることになりました・・・
1号器の材質は、全て快削鉄鋼を使いましたが
今回は、全てジュラルミンを使用します。
予め、必要な穴を開けておいてパーツの切り出しです
切り出し完了(汗)
三つ連なった穴は、締め付けようの金具が前後に自由に動くようにする為の横長の穴を開けるため、あとで糸鋸とヤスリを使って三つの穴を一つにつなぎ合わせます。
手作業なのでチョット大変・・・
フライス盤があれば簡単な作業なんだけどなァ~
実は旋盤加工中の写真を撮るのは、これが初めてです^^;
いつも工作作業につい夢中になって、撮影を忘れてしまいます。
頭の締め付けナット部分を加工している写真です。
切削油が点滴されている様子も分ります。
金属棒がスルスルと皮が剥けるように削れていく様子は、快感です。
調子に乗り、つい削りすぎて何度も失敗してしまいました。
締め付けヘッド部分の削り出し完了
つまみヘッドの周りにローレット加工を施し
タップでネジを切って、完了です♪
台座も、ジュラルミンの8ミリ厚を使って
最初に作った、1号器よりも若干サイズダウンしました。
Fingr Assist Plate !(フィンガー・アシストプレート)
面を滑らかにして、なるべく角が落ちないように
バリを削り取って完成です。
ふぅ~っ!
手作業で、10個も作るのはさすがに大変でした^^;
2005年8月18日製作
過去の製作記より転記