数日前の話ですが、店のオープン前の午前中に気合いを入れながら準備をしていたら、突然電話が鳴ったので「おっ、早速、予約のお客様か」と思い、いつものように愛想よく電話にでると、受話器の向こうから「電気保安ナンチャラ…?」とか言う女性の声。
「なんだよ〜!朝っぱらからこんな電話かよ」と思いつつ
照明器具のアンケート調査だというので
最初の「電気保安ナンチャラ…?」の言葉ですっかり、電気保安協会からだと思い込んでしまって、とりあえず応対してみた。
補助金でLED照明の工事がタダ
彼女が言うには、環境保護やエコ活動の推進で国の指導があって蛍光灯が生産中止になったので、今後はLED照明器具に変更する必要があるとのこと。
そして、本題に入りお店には蛍光灯と白熱灯を含めて何個の電球を使っているのかと尋ねられ、てっきり公的な機関の調査だと思い込んでいたのでまともに答えると・・・!
うちの店は、補助金の対象になっていてLED照明へ工事が無料でできるので、後程、担当の者から連絡させてもらってもいいですかと言ってきた。
蛍光灯が生産中止になることも、LED照明への変更に伴う補助金が出ることも、以前にチラッと聞き覚えがあったので
「ああ、そうなんだ」と後の担当からの連絡を了承して、この電話を切る間際にもう一度「電気保安協会ですよね」と尋ねると「電気”なんチャラ”ネット」と答えていた。
「あれっ…!」おかしいなと思いつつ電話を切ると、すかさずその担当の者と名乗る男性から電話が入り、いきなりまくしたてるように説明が始まった。
話しでは…
メーカー補助金の対象になっているので、LED照明の工事費が無料。
条件として、LED照明に変更後に、これまでの電気代が約半分程度になることが必要なので現在の照明器具や配電盤など電気廻りの調査をする。
自社は現在、全国で2万件以上の工事実績があるので、信用を損なわないようこの調査は絶対必要条件なので、後日店舗にお伺いする。
工事費は補助金でまかなえるが、LED照明器具の代金は自己負担になるので調査後に
実際に「やる、やらない」の判断はオーナーさんにお任せする。
「えっ、LED照明器具を含めて全額補助じゃないの」と難色を示すと、これまでの電気代が半額になって相殺できるので負担にはなりませんと言われた。
あれ、最初の女性が言ってたことと、少し話が違うな~と思いながらも、男性の弾丸トークに言い含められて、後日の調査を了解しました。
電話を切った後
冷静になって考えてみれば、おかしいな~なんて疑問が出てきた。
公的機関が補助金制度や助成金支給を個別に電話で勧誘するなんてまずありえない。
たしかに、自治体から補助金や助成金が出るということは聞いたことがあるけど、これって申請者が殺到してあっという間に予算の上限を超えてしまったので2015年4月に終了したはずだし、また強調していたメーカー補助って、どこのメーカーなんだろう?
LED照明の電球を交換するだけなのに、そんな工事って必要なのか?
しかも、その担当者と名乗る男性のトークが、かなり営業に慣れた様子であまりにも饒舌すぎてかえって怪しい。
考えているうちに、変な電話セールスに引っかかってしまったのかな~
なんてすごい疑心暗鬼に襲われてしまいましたよ~www!
心配になって早速、ネットで「LED照明 補助金」のキーワードで調べてみると
悪い噂の書き込み投稿が目立つ!
うわぁ~、これはやっぱりだめなのかなぁ~?
これだけ不安を抱えては、もう無理!
とりあえず、今回はお断りしてしばらく様子を見てみようと思ったが
連絡先は聞いてない!!!
何という初歩的なミスwww!
しかし幸いなことに、調査に来る前日に
改めて確認の電話を入れるように伝えていたのはヨカッタ^^;
その時にきっぱり断ろうと心に決めてその日を待つことにしました。
でもね、もしも相手が悪徳業者であれば
なんだかんだと食い下がられると厄介だな~などと思うと
ユウツな気分になってしまいましたね。
そんな悶々とした気分で、その日を迎え
約束通りに電話がかかってきたので「この話はキャンセルします」ときっぱりと伝えると
相手は「ハイッ!」と言うや否や電話は「プツッ、プー、プー」切れてしまった。
あれ、何も言い返さない訳~!
こっちも、言い返されたときの言葉をあれこれと用意していたのに
全くの拍子抜けです^^;
それはそれで何の苦労もなくてよかったんだけどね・・・^^
まぁ~、今回は、思い違いだったとはいえ、本当にいい勉強になりました。
電話も中途半端で適当に対応するから、逆に相手にも変な期待をさせて
迷惑をかけてしまったはずだし・・・www
次からはもっとしっかり話を聞いて、判断したいと猛省でした。
ということで…
電話では相手の話をしっかり聞いて対応しなくてはダメだ!
というお話でした(^^♪