レザーダッシュパネル
センターメーターのダッシュパネルがあまりにもみすぼらしくて
室内を古ぼけた感じにしているため以前からレストアの課題の一つでもあり
交換しようと思っていた。
そこで、今度のスイッチパネルの増設で室内に配線を引き込む作業があり
パネルを取り外す必要があったので
この際だと思い、ついでにダッシュパネルも作り替えてみた。
仕上がってみると、すごくいい感じでダッシュパネルが引き立って気分も最高(悦)
その時の気分次第で、追加工作も出来るのでこれからもますます楽しみになった。
飽きてきた時には、気分転換でいろんな表皮に変更して楽しみたい。
もちろん予算の許す範囲で・・・(笑)
メイキング
作業期間:2012/08/04~2012/08/07
センターメーターダッシュパネル
今まで取付けてあった厚紙製のダッシュパネル
何度も着脱を繰り返したと見られ、エッジはボロボロになって上部は破れて裂けている
裏側に、採寸をしたような形跡の切取り線が描かれていたのでおそらく純正ではないようだ
取り外した片側のパネルを元にボール紙で型取り
ピッタリ収まるようにボール紙を継ぎ足しながら何度もフィッティングを繰り返したので
継ぎ接ぎだらけになってしまった。
元の形状からサイズは大きく異なっているのがわかる
使用するのは、大量に余っているサドルレザーの4ミリ厚の床革
こんなときの為に捨てずに取って置いてヨカッタ♪
摺り合わせた型紙を元にまずは一枚だけ切り出した
実際に取付けてみた
ピッタリと収まった、ヨカッタァ~♪
左右シンメトリー(対象)な事を信じて型紙を反対にして
右側(運転席側)のパネルを採寸無しで切り出した
革専用の黒染め液が残り少なくて足りそうにないので、うちのカミさんのトールペイント用の
水性アクリル塗料を拝借して黒に染め上げた
生の床革は塗料をどんどん吸い込んでしまうので塗料を大量に消費してしまう
足りないのではないかと非常に焦ってしまった
結局拝借したアクリルもほとんど使い切ってしまったので
今度、買って来て返す事にするサァ~
その後、専用の処理剤で表面をなめし、革の素材感を引き立てた
表面にはスイッチパネルに使った高級なシボ加工の石垣牛の革を使いたいなぁ~
もしかしたら、スエードもいい感じになるかも・・・
いずれにしてもどちらも手元に無く
予算も無いのでしばらくはそのままで使用する事にする
そのままでは、味気ないので飾りステッチで糸目を強調して
一応革製品をアピールする
気の遠くなるような手縫いの飾りステッチ も終了し
更に表面を専用オイル等で磨き
縁を処理すると革製品らしさが見えてきた
床革でも使い方次第ではとても素敵なものが作れる事を改めて実感
古いパネルとの比較
新しいのは表面がツルッとした感じ・・・
それも良いけど、やはりシボ加工の革を使うと更にカッコいいかも
今度、お小遣いを貯めて材料を手に入れたい
アクセントにブラックダイヤモンドパイソンの蛇革等を
貼付けるのは ・・・やっぱ止めとこう下品になりそう(笑)
早速、取付けてみた
おお~っ、ピッタリ収まっていい感じ~(悦)
取り外した古いパネルは、左右違うものが付いていた
だいぶ酷い状態だったんだね
塗装のペンキの汚れ跡もあり両方ともボロボロ
折れ曲がってしまって原型を維持出来ない状態
縁側もめくれ上がってしまっている
使える代物ではないようなので取って置く価値は無さそうだ
もうこれは廃棄処分だなぁ~
今まではこんな感じ!
古ぼけて、いかにもやれてしまった感じが否めない
いいよね~
新車に戻ったみたい(喜)
IVY-MarcosMINI 整備記録