いつの間にか増えた手縫い糸の専用ホルダーを作る

手縫い糸の居場所

レザークラフトに夢中になってくるといつの間にか手縫い糸の種類もどんどん増えて置き場所に困ってしまいます。そのへんに放ったらかしにしていると、使いたい時にあっちこっちを引っ掻き回して探し出すのに一苦労。

時間もかかってしまい作業もはかどりませんね。

ここは、やはり糸の整理をして使いたい糸が
すぐに取り出せるようにしておいたほうが良さそうです。

市販品でそんなものがあるのかどうかは知りませんが、自分が使いやすいようにオリジナルで作ったほうが何かと便利だと思い早速作ってみました。

ちなみにIVYは、シニュー糸とビニモのミシン糸を手縫い用として愛用しています。

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目次

製作メモ

Lineholder-Largetype

001-holder_l

今後もどんどん増えていくだろう、レザークラフト用の手縫い糸にそなえて、沢山収納できるタイプの手縫い糸ホルダーを作ってみた。

壁掛けタイプで大小さまざまな大きさの糸に対応できるようにしました。

一目で縫い糸を見渡せるので、使いたい糸が選びやすくなってとても便利になりました。

002-holder_l

百円均一で見つけた、糸切りも取り付けてとても便利!

s-DSCN1583

現在は、下側のホルダーをマスキングテープホルダーとして便利に使っています。

シニュー糸について

シニュー糸とは

天然のシニューは鹿の腱を利用した非常に丈夫なクラフト用の糸のことを差します。

しかし、現在売られているものは人口の細い繊維をロウで束ねた手縫い専用アーティフィシャルシニューと言われるもので天然シニューの形を表現しています。

今はほとんどの場合で、この糸のことをシニューとよんでいます。

シニュー糸は、1本1本の繊維が束になった状態のフラットな糸で
ナイロンやポリエステルの糸で革を包み込むように押さえる事が出来るため、革にも優しく、摩擦にも強いという特性があります。

それでいて天然繊維のように劣化する事がほとんどありません。

またフラットな糸なので、作品によっては糸を裂いて太さを調整する事も出来るので、大型バイク用のサドルバッグから小銭入れやパスケース等の繊細な小物の作品に対応する事ができる便利な糸です。

材質はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの繊維があります。

シニューホルダー

最近から愛用している縫い糸のシニュー用のホルダーです。

007-holder

シニューには、たっぷりと蝋が染込んでいて、とても上等だけどベタベタしていて、そのまま置いておくとホコリやゴミがついて汚れてしまいます。

他の糸と同じように壁掛けホルダーには入れられないので、シニュー手縫い糸用の専用ホルダースタンドを作ってホコリや汚れから保護できるようにしました。

008-holder

名付けてシニューラインホルダー
材料は、100均で揃えたペーパーホルダー・水筒・ツマミの3点
しめて315円なり!

今は、シニューナチュラルが一本だけ入ってるけど・・・
上段にはブラックシニューが入る予定!

001-holder

改良

糸を引っ張り出して、いちいち鋏やカッターでカットするのがめんどくさかったので、糸切り(カッター)を自作して取り付けました。

006-holder

004-holder

更に改良

ごらんのように・・・!
刃がむき出しで危険なのと、糸をカットする際に上に引っ張りあげると本体まで持ち上げられてしまって、結局両手を使うことがあるので作業中に不便を感じる事があった。

009-holder

糸きりを上部に移動し、糸の引き出し口は下側に変更しました。

011-holder

さらに糸切は上向きに変更して、取り付けた。
アクリル板でセーフティーガードを追加して安全を確保し、アクリル板には糸が逃げてしまわないようにくぼみを付けました。

こうすることにより、下に向って糸をカットできるので、ホルダー本体はより安定して以前よりも使い安くなり、片手操作で作業効率がグンとはかどるようになりました。

最後に・・・

市販品で購入すると、けっこうなお値段になると思いますが、ホームセンターや100円均一(ダイソー)等で材料を揃えて自作するととても安くつくので経済的ですね。

また、自分の作業環境に合うように、いくらでもデザインを考えられるのもとても楽しいし、ワンオフのオリジナルの道具で、更に他のオリジナルな作品を生み出すのはとてもやりがいが出てきます。

こうなってくると益々楽しくなってくるので
もう物作りが止められなくなってしまいますね(^^)

2009年4月16日製作

レザークラフト
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