先日の点火系トラブルで、その原因を探ろうとデスビ廻りのハーネスやコード類を頻繁に着脱したために、配線がグチャグチャになってしまいました。
やっと原因が突き止められたので、該当のデスビモジュールを新たに入手して、とりあえず仮止めで部品交換することで、問題なくエンジンが始動したことを確認しました。
後は、モジュールの本格的な取付とバラバラにしてしまったハーネスの再接続します。
そして、きれいに収めるための引き直し作業を行いました。
メイキング
外されたコイル廻りの配線類
デスビもキャップ、ローター、モジュールが外されて丸裸状態だ・・・
フルトラデスビの内部ってば、すごくシンプルなんだねぇ~ちょっと意外!
その廻りの配線類も乱雑になってしまったサぁ~(^^;)
プラグコードも外されて、向こう側に・・・
画像のようにデスビ廻りの配線は、グチャグチャだね!
その前はビニールテープでグルグル巻きに処理されて
グリルの裏側に隠されていた。
ほとんどのビニールテープを剥がしてしまったので、ハーネスはビニールテープの糊残りで触るのが嫌になるくらいベトベト状態だよ~www
こんな場合は、プラモ用のエナメルシンナーをティッシュやウエスに湿らせてコードを拭くとベトベトも汚れも取れてサラッと綺麗になるので、一本一本丁寧に拭き取って配線作業の準備が整いました。
※100均で売っているシール剥がしスプレーなども効果的かも・・・?
それにしても、今までだったらこんなグチャグチャ状態では、素人の自分にはもうお手上げだったと思うけど、今度の一件で接続配線は充分理解して把握したからもう大丈夫!
うぉ~っ!
トラブルを起こしそうなコネクターを発見!
これはスターターにつながっている電源だけど・・・
今にも断線しそう
プラスチックカバーを外してみた。
なんですかぁ~、このお粗末な配線と半田の盛り付けわぁ~www・・・
し、信じられない!
すぐにでも、新しい平端子に交換したかったけど、この端子はサイズが一回り大きな特殊な端子なのでそういうわけにもいきませんねぇ~
どうしよう困ったぞ~ッ!
しばらく悩んだが・・・
ええ~い、潔くコードをカットしてしまえッ!
でッ、端子を取り外して再利用することにしよう。
半田ごてでは、ラチがあかないのでバーナーで半田を溶かして、ある程度取り除いてみたところ、端子の接続カシメ部分が、極端に小さくてコードの太さに合っていないことがわかった。
おそらく、剥き出した電線はカシメ部分に全部は入らないので、半分を切り取って残りの半分だけをカシメて半田を盛ってしまったのだろうw
なんとお粗末な手法だろうか!
これでは、すぐに断線につながってしまうし、リークの原因にも
なりかねないサぁ~
端子は一段目の電線部分は、半田の取り除きが不可能だったので、2段目を何とか開いて、ある程度きれいに掃除した後に新しく2ミリのコードをカシメて固定した。
一段目の電線部分はカシメることが不可能なので電線を二股にして、端子に巻きつけて固定した。
更に、全体に半田を盛り付けて、後にやすりなどで整形して
形をきれいに整えた。
これでもう、この部分からの断線の心配はない
伸縮チューブで保護して、カバーを取り付けたら完成です。
切断したコードを圧着端子で再接続
接続端子には、オス、メス両方に腐食防止と電流の流れを良くするために、接点グリースを塗りこんでからコネクターを接続します。
モジュールにつながるカプラーには、とりあえずビニールテープで巻いて水の浸入を防ぐようにする。
これでは、まだまだ不十分だと思うが、無いよりはましだろう。
ビーニールテープは、今回の配線のためにベトベトしない物を探して買い揃えていたけど、結局この一カ所のみの使用にとどまってしまいました。
一応、デスビや点火系廻りの配線が完了!
すっきりシンプルにまとめる事が出来たと思う。
処理前は、ショップの人がなるべく奇麗にまとめようとビニールテープを駆使して、きちきちに配線してあって、全てのコードが上方向から部品につながっていた。
そのために雨水などがコードを伝って各パーツに
流れ込んでいたらしい。
良かれと奇麗にやってくれた事が、逆にダーメージを
与える事になってしまったようだ。
今回は、あえてビニールテープで束ねるような事はせずに、逆に長さの足りないコード類には、延長処理などを施して、配線に余裕を持たせ、たるみを付けて配線をやり直した。
これで、コードを伝った雨水などの侵入は最小限に
抑える事が出来るはずだ
プラグコードも、たるみを付けて下方向から接続する・・・
パーフェクト(^^)
今までデルタの3コアコードは、長過ぎて取り回しが悪くて、あまり良くないなぁ〜なんて思っていたけど・・・
逆に長くてヨカッタと改めて見直してお気に入りになりました(^^;)
ナイロンバンドを利用してコードセパレーターを作る
アルミの数字タグを作ってプラグコードに貼付けた
こんな感じ!これでもう順番を間違える事は無いね
コードが振動でボディーに干渉してもダメージにならないように、スポンジゴムを貼付けておいた。
今まで使っていたカプラーや接続端子の接点グリース(タミヤ製)が、無くなってしまったので、今回はこのグリースを接続端子に塗り付けて接点グリースの代用とした。
いつもながら
作業が始まると作業部屋は道具類でもうグチャグチャです。
作業完了!アイビーマーコスミニ復活です(^^)
エンジンもいつものようにセル一発で始動しました。
今回は配線の取り回しも自分でやったので、たいていは理解しているから
とても気分がいいさぁ〜。
やはり人任せでは、何にも勉強できない事を改めて実感しました。
クラシックな構造のミニだから出来る、クルマいじりって本当に楽しいですね〜
ますます、自分のミニに愛着がわいてきました。
これからもドンドンDIY整備にチャレンジしていきたいと思います・・・
イエーイ