ある日突然、メールの送受信ができなくなった
それは、何の前触れも無く起こってしまった(汗)
今まで何の問題も無く、サーバーは稼動しておりメールの送受信も
問題なく普通に行われていた。
いつも送られてくる、たあいも無いメールマガジンやオークションストアの
メールがピタッと送られてこないことに気が付いた。
あれっ、おかしいな!配信を止めたのかな?
それにしても、どこからもメールが来ないのはおかしい!
こちらからメールを送信しても、何のエラー表示も出ない
普通なら配信エラーなどの何らかのアクションが帰ってくるはずなのに?
試しに、携帯から自分のPC宛にメールを送信してみても
メールは届かずに携帯に送信メールエラーも帰ってこない
ということは・・・ッ!
誰かが重要なメールを送っても何のエラーも帰ってこないので
送信したと思い込んで、届いていないことに気が付いていないはずだ
これは、非常にまずい!
それからというもの、原因を探るためにサーバーの
メールに関するあらゆるものを調べたり、Postfixの設定ファイルとか
ウィルスセキュリティー関係のamavisの設定ファイルや
clamavの設定ファイルをいろいろいじくってみたりと
散々やってみてもさっぱり分からない。
もう、自分の力ではお手上げだと半ばあきらめた(泣)
原因は
ちょうど電気料など、サーバーのランニングコストを負担に感じていたし
かなり古い非力な今のサーバーマシンを中古の省エネタイプに
買い換えようかと考えている矢先だったので・・・
先日の記事 のとおりにこの際、新しいサーバーマシンに変更して
新しいディストリビューションで新規にサーバーを立ち上げて
この状況を回避しようと決心した。
しかし、原因が分からないままでは、やっぱり悔しいし
また同じ状況になったら、それこそ意味が無い。
再度、奮起して検索ワードをいろいろと変えてググッてみたところ
ようやくそれらしきサイトを発見して原因っぽいことが分かりました。
簡単にいうと、2010年4月に ClamAV 0.96 がリリース されたので
今まで使っているclamavのバージョンを新しく Var0.95 以上にしないと
今までやっていたウィルスチェックが行われず配信が出来なくなるというもの。
なんだ、なんだぁ~!
自分のサーバーが悪かったわけじゃないんだぁ~
対処法は3通り
1:OS (ディストリビューション)のアップグレードをして
その結果 ClamAV 0.95 以上を使用する
2:サードパーティ製のパッケージを利用して
ClamAV のみアップグレードする
3:ClamAV 0.95 以上をソースからビルドしてインストールする
そこで選択したのは、1番
今度サーバーマシンを変更する予定なので新しいサーバーマシンで
ClamAV 0.95 以上を使用することにする。
とりあえずメールは、別の仮ドメインに移行させてあるので新しいハードが
手に入るまでは、メールサーバーの機能を停止させて
Webサーバーのみで稼動させておく・・・
それにしても、原因がわかってよかったぁ~
これで、対処することができそうだし気持ち的にも
ちょっとスッキリしました(笑)
2010年05月11日(火)
IVY