失敗しないためのヘアスタイルオーダーのポイント【カット編】
2017/06/16
希望のヘアスタイルを具体的に伝えるべし
「こんなはずじゃなかった‥‥」
なんて頭をかかえながら、ヘアショップをあとにした経験、誰しも一度や二度はあるはずだ。
これはスタイリストがヘタだというわけではなく、ほとんどの場合イメージしたヘアスタイルが、うまく相手に伝わらなかったから。
ちょっとしたオーダーのコツを知ってさえいれば、そんな悲惨な結果を招く心配はないよ!
例えば服を選ぶとき頭の中には、イメージしているファッションや好みのスタイルがあるはず。
ヘアスタイルもそれと同じだけど、服みたいに自分で選びだすってわけにはいかない。
椅子に座ったら、あとはスタイリストにオマカセするしかないのだ!だからといって初めてのお店でいきなり「オマカセします」というのは、一番スタイリストを困らせてしまうのだ。
ポイント1
雑誌・映画・テレビ等から好みのヘアスタイルを選ぶ。
ヘアはトータルファッションの一部だから、単にヘアの形だけで選ぶのではなく、自分の好みに合った洋服を着ている人の中から選び出す。
自分に似合うか、似合わないかは、あまり気にする必要はない。
スタイリストがキミの好みのヘアスタイルを顔や頭の形に合うようにアレンジしてくれる。
自分のやりたいヘアスタイルが決まれば、写真を持っていくのがベスト!それも髪の流れがはっきり分かるものであればなお良い。
芸能人なんかの名前で「あの人みたいに」と云っても、スタイリストが覚えているとは限らないよ!
ポイント2
具体的なイメージを注文すると同時に、ヘアについての悩みも伝えよう。
たとえば・・・
サイドの髪がすぐに立ってくるとか、パーマをかけても、どこの部分が痛みやすいとか形がくずれやすいといったことだ。
額が広いのでかくしたい、首が太いのであまり短くしたくない等の普段気にしていることも忘れずに伝えよう。
これらのことは、スタイリストが、キミの髪質、クセ、カバーすべきポイントなどを知るうえで非常に重要なのだ。
技術的なことに口出しするのはマイナス要素
細かいところまで注文するのは良いのだけど、どこかで覚えた見当違いの専門用語を使ったり、技術的なことにまで口出しするのは失敗のもとだ。
この部分を何センチ、ここを何センチ、こういうカットでやってくれと云って、本当に云われたとうりにしてしまうと、とんでもないスタイルになってしまうことの方が多い。
もしそんなオーダーで今まで通して来たのなら、ある程度、注文を無視してアレンジしてくれたスタイリストに感謝しよう。
ポイント1
カットの場合は、同じ1センチ切った場合でも、毛量の多い部分、少ない部分でも感じが違ってくるし、同じ頭髪でも部分、部分でクセが違うので仕上がりの感じは全然違ってくる。
何センチ切ってくれというよりも、サイドのボリュームを抑えてくれ、裾周りを短く、トップにボリュームをつけてと云った形の注文をするのがベスト。
形に関してのオーダーは、あればあるほどスタイリストのイメージ作りには、プラスになる。
ポイント2
コミュニケーションは、めんどくさがらずにカットの前に徹底的にやること。
カットの途中で注文するのは、単にスタイリストを混乱させるだけで失敗する原因なのだ。
スタイルが決まり、カットなどの施術が始まったらよっぽどのことが無い限りもう口出しはしない。
スタイリストは、ひとりひとり表現するための技術が違うのに、途中でそれを横から口出しされたり、鏡を覗き込まれたり、手で髪をかきあげたりされれば当然気を悪くするだろうし、希望する形にならないことの方が多い。
コミュニケーションがしっかり取れてそのとき初めて「おまかせします」と云ってもらえれば、やはりスタイリストも人間!気に入ってもらえるように100%の力を発揮しようとするのだ。
HairShop IVY HOUSE