マーコスを手に入れてレストアを依頼した時には、既にラジエータは外されていた。
ラジエータの有無を確認したところ有るには有るが使えるかどうかわからないと言っていたので、この際だと思い新品の3コアラジエーターを通販で購入して工場に持ち込み、取付けてもらった。
さて、コア増しの3コアラジエーターは、効果的かと言えば・・・
残念ながらよく分からないというのが本音だ(^^;)
初代ローバーミニに乗っていた時と比べてもそんなに変わった様子は見られないし、意外にも水温は逆に若干高めのようで水温計の針は真ん中より高温側に片寄っている。
それでも特に問題はなく、走行時には水温を一定に保っており、渋滞などで水温が高くなれば通常通りに電動ファンが回りだすという極めて一般的な感じだ。
素人的なイメージでは、ラジエータは1層よりも2層、3層のほうが冷却効率がよくアルミ製ラジエータは尚更いいものだろうと思うのだが・・・
ラジエター交換でデチューンになる場合も
プロのラジエーター業者の言い分ではコアが増すことにより風の通りが悪くなり、公道などの一般走行では逆効果になる場合もあるという。
ただしラジエータの配置が特殊な車(ミニ)などの場合は、増えたコアによってフィンの体積が増えるため幾分冷却を促進させることで若干効果はあるだろうということだ。
そして、一番いいのは整流板などを作ってなるべく風が当たるようにすると良いらしい。
また、アルミ製のラジエータは、レース走行などの走りっぱなしの場合は、冷却効果は抜群に良いらしいのだが、一般公道で使うとなると信号待ちなどの停止時にはアルミの性質上、冷却作用は著しく低下。
それどころかエンジンの強烈な熱を吸収してしまい条件によっては、最悪オーバーヒートの可能性すら出てくるらしく、さらに冬はオーバークールやヒーターが効かないなどの弊害も出てくるらしい。
高額なお金をかけてかえってデチューンになってしまうこともあるので要注意だという。
とにもかくにも
一般車はノーマルのラジエータで定期的な冷却水(クーラント)などの入れ替えなどの点検、メンテナンスを行っているほうが何よりも一番効果的だとのことだ。
結論からすると・・・
冷却効率という観点からは一般走行において
ラジエータは壊れても無いのに、ワザワザ、社外品などのコア増しラジエーターや高価なアルミラジエーターなどに交換する必要はなく冷却対策には、整流板などを工夫して取付けちゃんとメンテナンスを行うと良いということだね・・・
う〜ン、なるほど!
3コア ラジエタ― 1300 インジェクション用
コア増しのためオーバーヒート対策が期待できるラジエター。
という訳で、うちのマーコスには新品の3コアラジエータを取付けたが、3コアラジエータは「有るといいかな」位のものだということで今後はそんなに「こだわる必要は無いようだ!」ということで落ち着いた。
IVY