ミニの純正キャリパーを4podに換装してブレーキ強化

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昨日の日曜日は、梅雨の中休みでとてもいい天気になったので、マーコスでお出かけしました。楽しいドライブの通り道でOMCメンバーのサックーさんの家にご機嫌伺いで寄ってみると、なんとタイミングよく今からブラックミニのブレーキキャリパーを交換するというのでそのままお手伝いすることになった。

いやぁ〜、こんな作業は大好きなので一緒にできてラッキ〜、立寄ってみてヨカッタサァ〜♪
サックーさんの事なので、こんな日はたぶん何かやっているはずだと思っていたけど・・・さすが〜サックーさん

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ほどなくして連絡を受けたという、ミニクラブのキクちゃんもいつものように満面の笑みを浮かべ登場!
こんな時はすっ飛んでくるね〜、好きだよね〜キクちゃん(^^)

ユンタク(お喋り)も程々に、早速作業を開始です!
今回は、サックーさんがこの間のクラブ合同英国発注会で取り寄せた10インチ4ポッドキャリパーをブラックミニに換装する作業です。
サックーさんが言うには、12インチから10インチに変更されたブラックミニは、やはりブレーキの効きが甘く目一杯ブレーキを踏んでも止まってくれず、ロックもしないらしいです。そこで10インチ4ポッドキャリパーに換装してブレーキ強化のチューニングをすることになり、運良くIVYもその場に立ち会ってお手伝いすることが出来ました。

では、画像総数36枚の長い記事になりますヨ〜覚悟はいいですか(^^)

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作業レポート

10インチ4podキャリパー換装作業開始

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OMCを代表するブラックミニは、インジェクションからウェーバーキャブに変更されていて、チューニングヘッドでパワフルな走りを実現しています。足廻りもハイローはもちろんバルタンショック、FRネガキャン、スタビ等で完全武装、ボディーもマーク1仕様に改造されていてレーシでとてもカッコ良く仕上げられており、OMCでもひときわ目立ったこだわりの存在感を放っています。

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ミニメンテナンスの定番、フロアージャッキ2台でフロント側からジャッキアップ。

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安全確保にジャッキスタンドは必ず立てましょう
ジャッキスタンドはこの位置にセット。ポイントを間違ってしまうとボディがへこんで変形してしまうのでご注意!これまでにも、あきらかにジャッキアップでボディがヘコんでしまったと思われるミニをたくさん見てきました。ちょっとダサイよね〜あなたのミニは大丈夫ですか(^^)

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フロアージャッキのジャッキアップポイントは、サブフレーム等の丈夫な箇所を選ぶ、普通はテンションロッドが取付けられている付け根部分のこの位置が良いだろう

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車が流れないようにタイヤ止めも確実にセットする。これも重要だよね!
安全確保には細心の注意を心がけましょう・・・って当たり前ですね(^^;)

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純正の10インチフロントブレーキキャリパーです。今回はこれを取り外して社外パーツの4podキャリパーに交換します。

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英国から取り寄せた4podキャリパーには、ブレーキパッドは付属してなかったらしく、別注文で国内より取り寄せた新品の4pod用のディスクブレーキパッドです。1枚に2個のパッドが付いているのが4pod用だということが分かりますね。
しかし、このパッドがどこのメーカー製なのか確認するのを忘れてしまいました(^^;)
よく見てみるとパッドの一個にセンサーらしきケーブルが付いていますがミニには必要ないので切り外します。

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さて、フロントタイヤを取り外して作業準備完了!

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ブレーキ関係の作業なのでブレーキフルードの流れを良くするため、ブレーキマスターのオイルタンクのキャップを緩めておく

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サクッと取り外した純正の10インチディスクブレーキキャリパー、2本の丈夫な太いボルトを外す事で簡単に取り外すことが出来る。ブレーキホースは傷つけないよう取り外しには細心の注意が必要だ。

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新旧ブレーキキャリパーの比較
左側が今回英国から取り寄せた4podキャリパーだ。純正は油圧で両端に付いたそれぞれ1個(計2個)のピストンでパッドを押してディスクローターを挟み込んでブレーキがかかる仕組みだが、4podは文字通り両端にそれぞれ2個(計4個)のピストンを作動させるので制動力も強力になるはずだ。

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とりあえず4podブレーキキャリパーの取付け(仮組)

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さすがに、4podブレーキキャリパーは良いねー。アルミアルマイト塗装の質感と存在感がカッコ良い♪

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ボルトオンの取付けてスムーズに作業が終わるのかと思いきや、ここでトラブル問題発生!
ハンドルを切るとテンションロッドにバリバリに干渉してしまいました。特に右側の干渉がひどくハンドルが1回転もしない状態です。

見たところ、調整式の強化テンションロッドは純正よりもかなり太くなっているので、もしかしたら純正のテンションロッドに合わせてデザインされているので干渉してしまったのでははないかとの推測の結論になり、テンションロッドを純正に変えてみる事にした。
テンションロッドを純正に戻すとなると、1.5度のネガキャンロアアームも純正に戻すことになるが、もう仕方がないということで悩んだ末に追加作業を開始することになった。

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早速、ロアアーム、調整式強化テンションロッドを取り外して、全てを純正に戻す作業に取掛かる。
ロアアームを取り外すには、このボールジョイントプーラーという工具が必要になる

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スタビは純正テンションロッド用の取付けブッシュが無いので一旦取り外しておく事にした。後日パーツを揃えて再取付けの予定

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ロアアームとテンションロッドを分離

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ロアアームを取り外す

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取り外された、1.5度のキャンバー角の付いたネガキャンロアアーム(右側)その隣りは純正のロアアームだ

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テンションロッドを取り外す

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取り外された調整式強化テンションロッド

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今度は純正のロアアームとテンションロッドを組み込む。強化パーツを見た後で純正を見るとすごく細く見えてしまう・・・けっこう細いねぇ〜すぐに曲がってしまいそう(^^;)

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純正に戻すとやはり先程とは違ってキャリパーの干渉はかなり改善されたものの、細くなった純正テンションロッドでも、それでもやはり若干の干渉がみられます。

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仕方なくサンダーでキャリパーの角を削り取る荒療治、オイルラインを傷つけないように祈るしか無いね

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これ以上はもう恐怖、たぶんもう無理、オイルラインに到達してしまったらもう取り返しはつきません

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それでもまだ干渉・・・!

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えぇ〜ぃ、今度は、テンションロッドの角を削ってみる
しかし、それでもまだほんの僅かな干渉が確認できたが、ステアリングは回しきることが出来るようになったので、後はしばらく様子を見て微調整をするということでこれで良しとした。

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反対側にもわずかな干渉が見られたが、ここは不思議とほんの少しだけ削ることでクリアーできた。

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ある程度、作業も一段落付いたところでコーヒーブレイク!
ピザとコーラって何でこんなにも合うのだろうね。最高に旨かったよ〜(^^)
キクちゃんのこの怪しげな表情は何を・・・

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サァ〜、あとはブレーキパッドをセットして終了だけど、どうしても2個のパッドがキレイにハマらないので戸惑ってしまったが、取扱いの説明書をよく確認してみると、4個のパッドのうち2個の角を削るように指定されていた。
そこで、取扱説明書通りにサンダーで適当に削り取ったらキッチリ納めることが出来たので安心した。それだったら最初から加工して出してくれれば良いのにね〜、その辺がちょっと不親切さを感じるなぁ

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付属の鳴き防止用のゴムパッドを裏側に貼付ける

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ゴムパッドを貼った事で、そのままでは入りづらくなってしまったので、表面を削る事に・・・
パッド面はアスベストだということで全員息を止めて削り作業・・・く、苦しい(^^;)

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作業完了
思わぬ、追加作業ですっかり日も暮れてしまいましたが、さていよいよ試運転です。折角取付けたフロントネガキャン、調整式強化テンションロッドを純正に戻してまでの4podブレーキキャリパーです。その効果が感じられなければ非常にショックですよね。

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フルブレーキングテスト
本人いわく、以前と違ってブレーキもよく効いて最高だということで完璧パーフェクトらしいです。
ヨカッター♪これで今回の作業も犠牲を払った折角のパーツにも報われましたね。

さいごに・・・

今回の作業では、英国発注でのパーツ取り寄せの怖さを実感させられました。

さすがは英国クオリティーというかこれだけ合が悪いというのは日本では考えられない事ですよね。本来なら返品ものだと思いますが、外国となると手続き等が非常に面倒なことになりますので諦めるケースがほとんどになると思います。

まぁ〜ミニはそれだけ個体差が激しいので
同じミニでもキレイにハマるものもあれば、そうでないものもあるということでミニだからご愛嬌というところなのでしょうか。
あるミニの整備の達人(プロのチューナー)も言っていたように英国から取り寄せたミニのパーツは取付けてみるまでは合うかどうか分からないということも意味が分かったような気がします。ある意味ギャンブルのようなものですね(^^;)

それでも、やはりミニはパーツも豊富で入手も手軽にできるし、ほんとうにいじって楽しめる車ですね〜、何故か益々好きになりました。まるで1/1のプラモデルのようです。

さて次回は、IVYも英国から取り寄せたスリックシフトをマーコスミニに取付けますよ〜シフトフィーリングがどう変化するのか今からとても楽しみです(^^)

でわでわ…^^

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