クラシックミニのキャンバー角
ミニ乗りさんなら既にご存知のように、ミニのタイヤアライメントはキャンバー角がポジティブになっています。
つまり、前方、後方から見てタイヤが逆ハの字になって下方に向って内側にすぼんでいるということですね。
この状態では、コーナリング性能よりもハンドル操作が重視された状態です。
ミニは、狭い道でもきびきびと小回りのきく大衆車としてデザインされていますので、このような構造になっているのでしょう。
これとは逆に、ネガティブ(ハの字)に変更するとハンドル操作は重たくなりますが、カーブ時においてタイヤの路面への食い付きがよくなり、コーナリングの性能が向上するといった話は有名ですね。
ミニをこよなく愛するエンスージアストの方々には、様々な個性があってミニ本来のそのままを愛するノーマル派、クラシックなイメージに仕上げたいビンテージ派、走りに拘りたいレーシー派、どれもこれもミニを楽しむ素敵なスタイルだと思います。
しかし、IVYの個人的な主観では
やはりポジティブなキャンバーは見た目にカッコが悪く
とても貧弱な印象に見えてしまいます。
何もスピードを出してコーナーをガンガン攻めたいという訳ではないが
多少は路面への食い付きというのも気になってしまいます。
ネガティブキャンバーキット
コーナリング性能の向上とドレスアップを兼ねて
タイヤのキャンバー角を変更したい場合は、ネガティブキャンバーキットの出番です。
デルタ製:リアネガティブキャンバーブラケット
キットはフロントリアのセット、またはフロントのみ
リアのみのパーツキットが様々なメーカーより発売されているので
自分の納得のいく好みで選んだら良いでしょう。
ヤフオクでゲット
今回アイビー号は
ネットオークションで手に入れた中古のリアネガティブキャンバーブラケット(デルタ製)でリアのみの交換作業を行ってみました。
走りもずいぶん安定感がまして、高速走行でもリアのふらつき感が無くなったように感じます。峠のコーナリングも安心してカーブを曲がれるようになりました♪
こんなチョットした部品の交換でこれだけの体感が味わえるのもミニならではですね。
2006年1月23日整備記録より
IVY