こんにちは、皆さん。今日はセリアで買ってきた定規を2本利用して高精度なT定規を作る方法を紹介します。
T定規は木工や金属加工などで直角に切るときに便利な道具ですね。
プラモデル製作においてもプラ版の工作などで正確な直角の切り出しに大変便利ですし、特に塗装時のマスキングテープの切り出しには大変重宝します。
しかしながら市販のものは高価だったり、精度が悪かったりすることがあります。
自分自身も前々から欲しかったのですが、値段的な部分と何よりも精度が悪い場合があるという部分には購入をためらわずにはいられませんでした。
※画像はAmazon口コミ評価から引用
画像は市販のT定規をスコヤで直角の測定をしているものですが
わずかにズレているのが分かります。
折角大枚はたいて購入したモノの目盛が狂っていたり直角が出ていないなどの精度が悪いなんてことになったら大変ショックで目も当てられませんよねwww
そこで、そんな外れを引いてしまってガッカリしないように
どうせなら自分で作ってみることにしましょう。
幸いなことに100円ショップセリアに大変素晴らしいステンレス製の定規があるのでそれを2本利用して製作してみます。
ほぼ失敗することはないと思いますが、万一納得がいかなくてもたった200円+消費税なので精神的にも経済的にも負担は軽くすむはずですね(;^_^A
目次
正確なT定規の作り方
まず、必要なものは以下の通りです。
– セリアで買った定規2本(ステンレス製長さ150mm、幅15mmの定規がおすすめ)
– 金切り鋸、または金工用糸鋸(金属をカットできるもの)
– 差し金、または三角定規(正確な直角が出せるもの)
– マスキングテープ(10mm幅以上がおすすめ)
– ヤスリなど
– 瞬間接着剤
ほとんど100円ショップで手に入れた道具や材料です(^^♪
手順
手順は以下の通りです。
1. 2本の定規をT型に合わせます。
そのまま上辺の定規の中央にもう1本の定規を張り合わせてしまえば
T定規の完成となるのですが…!
それではあまりにも芸がなく不格好で面白みもありません。
上辺が長いことでかえって使い勝手も悪くなると思います。
そこで上辺になる定規を適当な長さにカットします。
好みの長さで構いませんが、今回は両端が25㎜になるように定規の幅も含めて65㎜でカットラインをケガキました。
2. ケガいたカットラインに沿って金切り鋸などでカットします。
このとき切り口と上辺がなるべく直角になるように注意します。
65㎜でカットが完了しました。
カットした部分に軽くヤスリなどを当てて面を整え、バリなどを取っておいてください。
3. 両端がそれぞれ25㎜になるようにカットした定規の中央にもう1本の定規を正確に重ね合わせます。
4. 差金やスコヤ、または三角定規などを利用して正確な直角を出します
5. 正確に直角を出したところでマスキングテープなどでしっかり固定しておきます。
6. 瞬間接着剤は数滴の点付でOK。
5. 直角を出した差金に沿って定規を重ね合わせ瞬間接着剤が乾燥するまでしばらく指などで押さえておきます。
瞬間接着剤と言えども必ずしも瞬間に硬化乾燥するわけではないのでしばらく放置しておいた方がいいでしょう。
瞬間接着剤の硬化促進剤があれば大幅な時短になりますが…!
瞬間接着剤が完全に硬化乾燥したら、以上でT定規の完成です。
瞬間接着剤は引っ張り強度はかなり強力!
強い力でねじったりさえしなければ外れることはないはずなので
安心して使えると思います。
これでプラバンやマスキングテープなどを直角に切るときに便利に使えます。
レビュー
それでは実際に使ってみましょう!
まずはマスキングテープの切り出しから
細切りも楽々です(^^♪
次にプラ板のカット
T字の上辺の段差が絶妙ですね。
プラ板の端にぴったりフィットして定規運びが非常にスムーズ。
端から端までプラ板を正確な幅にカットすることができました(^^♪
おしまいに
今回は、プラモデル用の細かな作業に適するように150ミリサイズで作りましたが、もっと大きな作業がしたいのならセリアには300㎜などの大きなサイズもあったのでそれで作ってみるのもいいでしょう。
セリアの定規は品質も良く精度が高いので、自作のT定規もかなり正確になりました。
スコヤで測定してもご覧のように直角を正確に出すことができました。
ぜひお試しください。
ともあれ
T定規と言っても自分の場合はフック穴が使えるように上部が飛び出した形のクロスになってしまいましたが、ツッコミは無しでお願いします。
それでは今回はこの辺で(@^^)/~~~
IVY