こんにちは、プラモ好きそしてバイク好きのみなさん。
今回は、青島文化教材社の1/12スケールのバイクプラモデル、カワサキ ゼファー400をカフェレーサーカスタムで作ってみました。
カフェレーサーというのは、市販のオリジナルのバイクを改造して、レース用のスタイルに仕上げたものです。
カフェレーサーは、イギリスで1950年代から1960年代にかけて流行したバイク文化の一つで、労働者階級の当時の若者たちは、クルマよりもずっと安価なバイクを移動手段としていました。
そんな彼らは深夜営業のカフェ「エース・カフェ」にたむろし、仕事を終えるとそこにバイクで乗り付け、改造を施した自身の愛車を自慢し合い、ジュークボックスでロックンロールを流してダンスとナンパに興じた。そして、違法な公道レースも行われていました。
時にカフェからカフェまでを最速で走ることを競い合い、彼らは最速の称号を得るため、誰よりも速くストリートを走れるよう、GPレースで活躍していたファクトリー・レーサーを真似て愛車を改造したのだ。そのため、バイクは軽量化やパワーアップなどの改造が施され、スポーティな外観になった。
後にこのスタイルと手法はカスタムバイクのジャンル、カフェレーサーとして確立し、1970年代になると世界的なブームとなり、メーカーからも純正でこのスタイルのバイクが登場しました。
カフェレーサーというと、イギリスの古いバイクを思い浮かべるかもしれませんが、実は日本のバイクでもカフェレーサー風に仕上げることができます。
実際に近年では海外で見るカフェレーサーのベースに日本製のバイクが多く使用されているというのもまた興味深い話ですよね♪
ゼファー400は、空冷エンジンやキャブレターなど、レトロな雰囲気があるバイクなので、カフェレーサーにするのにぴったりです。
カフェレーサーには大きく分けて5つの特徴があるとされており
1.長いタンク
2.低いハンドル
3.小ぶりなメーター
4.エアクリーナーを外したキャブレター
5.シングルシート
この5か所を意識しながら製作を進めました。
目次
キット
まずは、プラモデルの組み立てですが、特に難しいところはなかったのですが、俗に言われるアオシマクォリティーというかパーティングラインやバリの処理には少し手を焼きました。
実際にカスタムした箇所は
1.フロンフォークを5㎜カット、リアショック3㎜カットしてローダウン
”フロントフォークインナーをアルミパイプに変更”
2,トップブリッジを改造してメーターを8㎜アルミ棒から削り出しで自作
3,フロントはフェンダーレスとし、リアにフロントフェンダーを移植
4,ハンドルをセパレートに変更
5,フレームをカットしてシングルシートをエポパテで自作
6.マフラーをカットしてショートに変更
7.キャブのエアクリーナーを外してエアファンネルをアルミパイプで自作
大体こんな感じです♪
カスタム用のパーツはほとんど持ってないのでなるべくキットの素材を利用して製作しました。
ヘッドライトももっと小ぶりな雰囲気のあるものに変更したかったのですが、代用パーツも無く改造する技術も無いのでそのまま使うことになったのが少し心残りです。
ゼファーのエンジンは、空冷4気筒のZR400C型で、最高出力は53馬力です。このエンジンは、Z2やZ750FXなどの名車と同じ系統のもので、レトロな雰囲気とパワフルな走りが魅力です。
キットのエンジンではキャブのエアクリーナーを取り外してエアファンネルに変更したので、かなりいい雰囲気になりました。
塗装
外観の塗装は、箱画と同じ黒で塗装!かなり渋めでカッコヨに仕上がりました♪
デカールは劣化に気付かずにいきなり水につけたのでタンクの片方のマークを粉々に粉砕してしまって失ってしまいました。
他のマークはリキッドデカールフィルムで無事に保護できたのですが、一番目立つタンクのマークはどうしようもないので残念ですがそのまま片方だけ貼った状態にしてあります。
以上が、今回作ったカフェレーサー仕様のゼファー400です。
完成
おしまいに
プラモデルをオリジナルのまま作るのもいいのですが、自分の想像を働かせて自由に改造を楽しむのもまた本当に楽しかったです。
完成したときにはたった一つのワンオフとなって出来不出来は別として格別の達成感を味わうことができました。
また次も機会があれば、別のキットでも自分なりのカスタムを楽しみたいと思います。
今回のこのプラモデルキットは、青島文化教材社から発売されていますので
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
製作の様子の動画もありますので宜しければご覧ください
それでは、この辺で(@^^)/~~~
IVY